スティーリー・ダン、幻のメンバーの姿をついに見た

Steely Dan

スティーリー・ダンの話をもうひとつ。

YouTubeに、1973年8月31日に彼らが出演したアメリカの音楽番組『The Midnight Special』でのパフォーマンス映像がアップされていた。披露している曲は”Show Biz Kids”。

最初、何気なく見ていたのだが、ドナルド・フェイゲンの後ろでコーラスをとる女性2人を見た瞬間あることを思い出した。

いまから30年以上前に読んだ(今も手元にある)、『スティーリー・ダン「リーリング・イン・ジ・イヤーズ」』(ブライアン・スイート著)で、2枚目のアルバム”Countdown To Ecstasy”のツアーに2人の女性バック・ボーカリストを加えたといった記述があった。

ポーキーとバッキーと呼ばれていたその女性(グロリア・グラノーラとジェニー・ソウル)については、その本で名前を見ただけで、これまでにブート音源はおろか、写真ですら姿を見たことがなかった。

それがこんな形で、SDを聴くようになって35年ほど経って、その姿を、しかも動いているところを見ることができるとは。YouTubeについているコメントによると、左がジェニー・ソウル(Jenny “Bucky” Soule )で、右がグロリア・グラノーラ(Gloria “Porky” Granola)だそうだ。

もう俺にとっては幻のメンバーだったし、しばらく忘れていたのでちょっとびっくりしましたよ。もしかしたら、SDマニアならとっくに姿を見たことがあるかもしれないが、俺は初めて見たのでこうやってネタにしてみました。ちなみにこの女性2人は、73年のツアーのみの参加だったようだ。

あと、この映像にはロイス・ジョーンズも映っているね。当時フェイゲンはヴォーカルをやりたがらなくて、ライヴで何曲かを彼が歌っていたんだけど、これはブートレグとかで聴けるんだけど、同じく動く姿は初めて見たな。

こちらは1973年2月9日に出演した時のもので、デヴィッド・パーマーがリード・ヴォーカルをとっている。このあとに彼はSDを脱退して、そのあとポーキーとバッキーが加入したって時系列ですね。

 

“The Second Arrangement”が公開されたり、なんだかSD周りが賑やかになってきたな。きっとそう思っているのは俺だけなのかもしれないけどね。

 

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