スティングの新譜『ニューヨーク9番街57丁目』

Sting / 57th & 9th
Sting / 57th & 9th

スティングのニュー・アルバム『ニューヨーク9番街57丁目(原題”57th & 9th”)』を入手した。ロックのアルバムを出すのは久々みたいで、16、7年ぶりだそうですよ。実はスティングのアルバムを「買った」のは初めてなんですよね。『ブルー・タートルの夢』と『ナッシング・ライク・ザ・サン』は中古だし、それ以降はちゃんと聴いていなくて。

Sting / 57th & 9th
01. I Can’t Stop Thinking About You
02. 50,000
03. Down, Down, Down
04. One Fine Day
05. Pretty Young Soldier
06. Petrol Head
07. Heading South On The Great North Road
08. If You Can’t Love Me
09. Inshallah
10. The Empty Chair
11. I Can’t Stop Thinking About You (LA Version)
12. Inshallah (Berlin Sessions Version)
13. Next To You with The Last Bandoleros (Live at Rockwood Music Hall)

で、久々のロック・アルバムと言われているこの新譜、ロック・アルバムという感じである。ポリスを彷彿とされる曲もいくつかあるが、しかしロックはロックでも落ち着いたロック・ミュージックだなという印象であるものの、結構ジワジワと染み入ってくる。9曲目と10曲目のスローな曲で終わるというのがちょっといただけないが。11曲目以降は輸入盤のデラックス・エディションで収録されているボーナス・トラック。やっぱり”Next To You”なんか入っちゃうとこれがいちばん良いじゃんとか思っちゃうけどね。

そうは言っても、実は最初は興味なかったんだよね、このアルバムに。スティングがずっとやってきた音楽があまり好きじゃなかったから。じゃあ何でこのアルバムを買ったのかというと、このツイートを見たからなんですよ。
田島のツイート

そう、田島貴男のツイートを読んで、スティングはこれまでロックをやることを拒否してたのかなと思ったのです。そういう期間を過ぎて再びロックを演奏することを思い立ったのは何でだろうと。これまでにスティングのインタビューを読んだり、アルバムを聴いてなかったから実際のところは分からないけど、ちょっと興味深いなと。俺も中学3年生の時にポリスの『シンクロニシティ』を聴いて、『ブルー・タートルの夢』までは良かったけど、『ナッシング・ライク・ザ・サン』であれ、なんか求めているものと違うと感じ始めて、そこからはずっとポリスしか聴いてこなかったので、ちょっと確認してみたくなったんだよね。

恐らくそんな頻繁に聴くアルバムにはならないだろうけど、このタイミングで聴いておいて良かったと思った。あと、スティングのルックスがあまり変わっていないのも良いかな。歳とってブクブクに太っていたら嫌だしね。