R.I.P. 遠藤ミチロウ(1950-2019)

遠藤ミチロウ

新しい元号になって早速こんな悲しいニュースを目にするとは思わなかった。

『STALINISM NAKED』のことを書いた前回の記事で、ミチロウに早く復帰してほしいと書いた矢先なのに。

ただ本音を言うと、去年8月に癌でしばらく療養するという発表があってから、ミチロウ自身のツイートや情報も聞かなくなり、ある程度の覚悟はしていた。しかしいざその日が来てしまうとね・・・ニュースを見た時は言葉にならなかった。

ビデオ・スターリンを始動したころが俺にとってのリアルタイムで、日本のインディーズやライヴハウスというものを知ったのもミチロウがきっかけだった。

ザ・スターリンを最も好んで聴いてきて、ソロ・ライヴも何度か観に行ってたが、恐らく最後に生で見たのはミチロウが還暦を迎えた際のライヴだったと思う。

その前の年には原爆スター階段も見ることができたし、2009年~2010年ぐらいでかなり満足した記憶がある。その後は生で見ることがなかったのは3.11以降の活動には正直共感できなくなってきたからだった。

とはいえ、療養に入ってからは、復帰したら久々に観に行こうと思っていたけど、それは叶わくなってしまった。しかし後悔はない。例え俺の今の趣味から離れてしまったとはいえ、俺の根底には今でも遠藤ミチロウから受けた刺激が渦まいているから。俺の音楽の嗜好のひとつを作ってくれたミチロウには感謝しかない。

安らかに眠ってください、死んだものほど愛してやるさ。

コメント

  1. keyillusion より:


    きっと悲しみに打ちひしがれていると思い、久しぶりに読みに来ました。
    hiroumiさんに強く勧められなかったらいまだに体験していなかったかもしれません。ありがとうございました。

  2. hiroumin より:


    keyillusionさん、お久しぶりです。
    連休中の多くはザ・スターリンとミチロウのソロを聴いて過ごしました。
    自分にとっては音楽を聴く上での影響力がとても大きかった人でした。
    もうこのような人は現れないでしょうね。

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