ザ・ビートルズ 『Now And Then』と赤盤・青盤

The Beatles / Now And Then

The Beatles / Now And Then

ビートルズの「新曲」、”Now And Then”の配信が始まりましたね。さっそく聴いてみましたが、俺はこの曲はジョンのデモ段階のはまったく知らなくて、初めてなんですよ。だけど雰囲気的には元はジョンのデモだったんだなって感じましたね。

そう、それこそ”Free As a Bird”や”Real Love”みたいな。

正直、1度目はダルい曲だなと思ったものの、何度か聴いているうちにジワジワと良いと思えてきた。特にイヤホンで聴いたらジョンの声の生々しさが、まるでいまも存在しているかのような感じだし、ジョージのギターもちゃんと入ってる。ポールがあまり出しゃばってないような気もする。

この曲、単体ではアナログとカセットでしかリリースされない。CDシングルとしては発売されない。ビートルズストアではすでに売り切れているようだけど、11/3の朝時点でタワレコを見たらまだ購入は可能っぽい。ジャケットがいまいちだし、俺はいいかなって思ってる。

そして、『赤盤』と『青盤』の2023年版がリリースされるわけだけど、曲が追加されて”Now And Then”も青盤に入るようなので、俺はこっちを買おうかと思っている。

『赤盤』と『青盤』となると、むしろ注目したいのが『赤盤』で曲目はこうなっている。

The Beatles 1962-1966 – CD1

  1. Love Me Do (2023 Mix)
  2. Please Please Me (2023 Mix)
  3. I Saw Her Standing There (2023 Mix) *
  4. Twist And Shout (2023 Mix) *
  5. From Me To You (2023 Mix)
  6. She Loves You (2023 Mix)
  7. I Want To Hold Your Hand (2023 Mix)
  8. This Boy (2023 Mix) *
  9. All My Loving (2023 Mix)
  10. Roll Over Beethoven (2023 Mix) *
  11. You Really Got A Hold On Me (2023 Mix) *
  12. Can’t Buy Me Love (2023 Mix)
  13. You Can’t Do That (2023 Mix) *
  14. A Hard Day’s Night (2023 Mix)
  15. And I Love Her (2023 Mix)
  16. Eight Days A Week (2023 Mix)
  17. I Feel Fine (2023 Mix)
  18. Ticket To Ride (2023 Mix)
  19. Yesterday (2023 Mix)

The Beatles 1962-1966 – CD2

  1. Help! (2023 Mix)
  2. You’ve Got To Hide Your Love Away (2023 Mix)
  3. We Can Work It Out (2023 Mix)
  4. Day Tripper (2023 Mix)
  5. Drive My Car (2023 Mix)
  6. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) (2023 Mix)
  7. Nowhere Man (2023 Mix)
  8. Michelle (2023 Mix)
  9. In My Life (2023 Mix)
  10. If I Needed Someone (2023 Mix) *
  11. Girl (2023 Mix)
  12. Paperback Writer (2022 Mix)
  13. Eleanor Rigby (2022 Mix)
  14. Yellow Submarine (2022 Mix)
  15. Taxman (2022 Mix) *
  16. Got To Get You Into My Life (2022 Mix) *
  17. I’m Only Sleeping (2022 Mix) *
  18. Here, There And Everywhere (2022 Mix) *
  19. Tomorrow Never Knows (2022 Mix) *

*印がが新たに追加された曲だが、そこじゃなくて『リボルバー』収録曲以外はすべて2023ミックスということ。『リボルバー』は昨年リリースされたデラックス・エディションで2022ミックスがすでにあるので、それ以前の曲は今回の『赤盤』のためにリミックスされているということだ。俺はむしろこっちが聴きたい。

恐らくだけど、『ラバー・ソウル』より前のアルバムのデラックス・エディションは出ないんじゃないかと思っているのだがどうだろう?もし2024年とかに『ラバー・ソウル』のデラックスエディションが出るよってなったら、曲によっては2023ミックスと2024ミックスにばらけるのだろうか。

そして”Love Me Do”はどこかでリアル・ステレオだと書いてあるのを見たような気がするが、当時はマスターテープは廃棄という決まりだったそうで、この曲のステレオ・バージョンは存在しないし、疑似ステレオしか存在してなかったと思うが。これも最新技術でリアル・ステレオだというのであればぜひ聴きたいものだ。もしかして”Now And Then”のカップリングのがそれか?

 

The Beatles 1967-1970 – CD1

  1. Strawberry Fields Forever (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  2. Penny Lane (2017 Mix)
  3. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (2017 Mix)
  4. With A Little Help From My Friends (2017 Mix)
  5. Lucy In The Sky With Diamonds (2017 Mix)
  6. Within You Without You (2017 Mix) *
  7. A Day In The Life (2017 Mix)
  8. All You Need Is Love (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  9. I Am The Walrus (2023 Mix)
  10. Hello, Goodbye (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  11. The Fool On The Hill (2023 Mix)
  12. Magical Mystery Tour (2023 Mix)
  13. Lady Madonna (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  14. Hey Jude (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  15. Revolution (2023 Mix)

The Beatles 1967-1970 – CD2

  1. Back In The U.S.S.R. (2018 Mix)
  2. Dear Prudence (2018 Mix) *
  3. While My Guitar Gently Weeps (2018 Mix)
  4. Ob-La-Di, Ob-La-Da (2018 Mix)
  5. Glass Onion (2018 Mix) *
  6. Blackbird (2018 Mix) *
  7. Hey Bulldog (2023 Mix) *
  8. Get Back (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  9. Don’t Let Me Down (2021 Mix)
  10. The Ballad Of John And Yoko (2015 Stereo Mix / 2023 Dolby Atmos Mix)
  11. Old Brown Shoe (2023 Mix)
  12. Here Comes The Sun (2019 Mix)
  13. Come Together (2019 Mix)
  14. Something (2019 Mix)
  15. Octopus’s Garden (2019 Mix)
  16. Oh! Darling (2019 Mix) *
  17. I Want You (She’s So Heavy) (2019 Mix) *
  18. Let It Be (2021 Mix)
  19. Across The Universe (2021 Mix)
  20. I Me Mine (2021 Mix) *
  21. The Long And Winding Road (2021 Mix)
  22. Now And Then *

なに、ドルビー・アトモス・ミックスって?『青盤』の曲はほとんどがデラックス・エディションが出ていることで聴いているミックスに違いないと思っていたのに、やはりこちらも必要じゃないか。まあこちらには”Now And Then”が入っているので必須ではあるんだけど。

というか、それだったらなぜ”Free As a Bird”と”Real Love”を入れてくれないんだよ。”I Want You”とか入れるんだったらこの2曲を入れたくれたほうが良くね?いまだアンソロジーでしか聴けないってことじゃん。『ザ・ビートルズ1+』で映像版はあるけれども。

『赤盤』と『青盤』に追加された曲を見て思ったけど、ジョージの曲(またはジョージのヴォーカル曲)が目立つね。前者はオリジナルではジョージのヴォーカル曲が1曲もなかったもんね。だけどこの2つのアルバムのオリジナル盤の選曲ってジョージじゃなかったっけ?

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